「焦りと心残りを超え、人生に追い風が」AI領域での起業から、世界を見据える

「焦りと心残りを超え、人生に追い風が」AI領域での起業から、世界を見据える

キャリアアップ社会人学生卒業生個人インタビューIT・通信男性30代

  • Another Star合同会社 CEO / 銀行 FDE / 公正取引委員会 デジタルアナリスト

    安田 直也さん

  • AIエンジニア  起業  

サイバー大学に入学したきっかけを教えてください

入学を決意した背景には、当時抱えていた2つの大きな課題がありました。ひとつは、AIエンジニアへの本格的なキャリアチェンジをめざすなかで直面した、「独学の限界」です。AIスキルを伸ばしたいと考え、中華系SIerに転職したのですが、実際の業務は顧客折衝がメイン。日々の仕事に追われるなか、実務でAIに触れられない焦りがあり、自分に強制力をかけるための環境が必要だと痛感したのです。 もうひとつは、過去に大学を中退した経験から、「いつか大卒の学位を取り直したい」という心残りがずっとあったことです。「働きながら自分のペースで学位が取れる」というサイバー大学の環境は、その両方を解決するための最適な手段でした。

サイバー大学を選んで良かったと思うところを教えてください

フルオンラインの柔軟さとカリキュラムの質の高さは期待以上でした。 私はもともとアプリ寄りのエンジニアだったため、インフラ領域の知識が浅いという弱点がありました。しかし、サイバー大学ではUNIXやLinuxといったインフラの基礎から、AI・機械学習までを一気通貫で学べたため、コンピュータサイエンスを基礎から体系的に身に付けることができました。 仕事の繁閑に合わせてメリハリをつけながら学びを進められたことも、挫折せずに続けられた大きな要因です。

在学中のエピソードを教えてください

大学に入ったからには、外の世界で結果を出すために学んだ知識を使い倒そう、と決めていました。 そこで、学内の公式コミュニティで自ら声をかけて仲間を募り、ヤフー主催のハッカソン「Open Hack U 2023 ONLINE」に挑戦。盲導犬をテーマにしたスマホアプリを短期間で一気に作り上げ、最優秀賞とHappy Hacking賞をダブル受賞できたことは、大きな自信になりました。 さらに最大の転機となったのが、大学経由で知った「マナビDX Quest」への参加です。現状を変えたい一心で飛び込んだ結果、そこで志を同じくする最高の仲間たちと出会い、現在の会社を立ち上げました。

転職活動やキャリアサポートとのエピソードを教えてください

在学中、AIエンジニアとしての基礎を完璧に固めるため、思い切ってSIerを退職し、半年ほど学修や外部の活動にフルコミットする期間を設けました。その間に「E資格」も取得し、フリーランスとしての独立を視野に入れ始めた段階で、大学のキャリアサポートセンターを利用したのです。 「42 Tokyo」というエンジニア養成機関で学んだ経験がある卒業生がいると伺い、今後のキャリアの参考に「ぜひお話を聞いてみたいです」と相談してみました。するとサポートセンターの方が非常に親身になって、直接連絡を取れるように間を取り持ってくださったのです。 社会人学生であっても、一人ひとりの目的に寄り添い、次のステップへのつながりを作ってくれる手厚いサポートには救われました。

学びの成果は現在の仕事にどのように活かされていますか?

大学を通じて手に入れた知識とつながりによって、現在は「Another Star合同会社のCEO」、「フリーランスとして銀行のFDE(Forward Deployed Engineer)」、そして「公正取引委員会のデジタルアナリスト」という多面的なキャリアを形成しています。 これらの土台に、大学での成果が生きています。その象徴が、卒業研究を起点とした挑戦です。卒研で取り組んだ「AI検索における企業バイアスの定量評価」を経済産業省・NEDOの懸賞金プログラム「GENIAC-PRIZE」のトライアルに応募したことをきっかけに自社としての挑戦が始まり、本選では「AIエージェント同士をセキュアにマッチング・連携させる国産OSSプラットフォーム」を開発し、特別賞(みらいビジョン賞)を受賞しました。 現状への焦りや過去の心残りからスタートした学びが、こうして会社設立や国のプログラムでの受賞という結果になり、今まさに自分の未来が大きく広がっていく手応えを感じています。

今後の夢や目標について教えてください

自社で開発しているAIエージェント連携の国産プラットフォームを世に広めることです。将来、AIエージェント同士が自動で取引を行う時代が訪れたとき、その安全性を支える世界のインフラになることをめざしています。 そしてその先には、海外の大学院に進学し、コンピュータサイエンスをさらに深く学ぶという新たな挑戦を見据えています。

入学検討者へメッセージをお願いします

サイバー大学は、働きながら自分のライフスタイルに合わせて学べる環境です。しかし、入学すれば自動的に未来が変わる「銀の弾丸」ではありません。大切なのは、「大学という環境を、自分の目的のためにどう使い倒すか」です。 現状に課題を感じているなら、一歩踏み出してアクションを起こしてみてください。熱意を持って挑戦し続ければ、必ず道は拓けますし、共感してくれる仲間も自然と集まってきます。未来は自由であり、自分自身の選択と行動が未来を変えると私は信じています。
※掲載している内容はインタビュー当時の情報です。